猫と学ぶ、はるまきの作り方

春巻ねこです。物語のようなものを書きます。書きながらの公開なので、随時加筆訂正しますが、大筋のストーリーは変わりません。この物語は、フィクション、です。

035 夫と子供の同級生の母親がダブル不倫を後悔した話

 

But Not for Me

But Not for Me

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〜 ヒロイン 〜

 

相手の子供にはなんの償いもせず、自分の子供には習い事。

そういえば、あなたの会からうちの子供たちの名前を抜いておいてね。

なんで名前貸さなきゃいけないの気色悪い。

 

あとさ、子供携帯の充電コード、なんでノンのをあげなきゃいけなかったの?

おかしくない?

タカユキがどんどん持ち出して、うちから色んなものがなくなったけど、家族でも泥棒は泥棒でしょ。

そしてそれがあなたに流れてたのだとしたら、あなたも共犯者。

 

悲しいよ、ほんとに。

あなたみたいな悪意の塊の人間が、すまして綺麗事を言ってヒロインごっこしながら罪なき人々を平気で傷つけて回ってるんだと知って。

 

謝りもしない。

反省もしない。

償いもしない。

すごいな。

 

しかもさ、わたしとタカユキがグルじゃないのかだなんて、よくそんな考え方ができるね。

最初から、倦怠期の夫婦の刺激として、わたしたちがあなたを利用したと。

よくこんなことしてるんじゃないの?なんて、よくわたしに聞けたね。

 

こんなことしておいて、よくそんな考え方ができるね。

 

ああ、こんなことする人だからか。

 

あなたとタカユキが、100パーセント悪いんですけど。

わたしたち母子は、100パーセントの犠牲者なんですけど。