〜 ミスリード 〜
わたしは踏み込んだ時から、3人で協力し合いたいなんてこれっぽっちも思ってなかった。
ただ、あなたが気の毒な人かもしれないから、もしそうなら助けてあげてもいいけど、と思っていただけ。
でも、あなたをよく知って、結局は気の毒な人でもなんでもなかったので、示談書は破棄しました。
あの示談書は、あなたを助けるためのものだったからね。
協力し合いたい、ってなんだそれ。
よくそんな曲解ができるもんだよね。
タカユキとあなたの脳内って、もう中毒みたいになってたんだろうね。
そりゃ禁断症状キツイわ。
半年かかったよ、半年。
去年の暮れくらいじゃない?
タカユキがやっと落ち着いてきたの。
まだまだフラッシュバックで辛そうな時あるけどね。
でも、もう一生、あなたと話すこともないし。
なんか、あの示談書を最初に読んで、「協力し合いたい」というメッセージをあなたが受け取ったことにいつも違和感あるんだけど。
どういう思考回路でそこに行き着くのかなと。
タカユキがあなたを失いたくなくてミスリードしたんだとは思うけど、にしてもその道すじはどうなってんの。
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シロはタカユキが好き → なのにシロはタカユキを大事にしなかったからタカユキは心変わりしてしまった → タカユキはあなたと恋に落ちて本気になった → でも踏み込まれたあとシロの気持ちを知り、シロがかわいそうになった → シロが「タカユキと一緒にいられるなら不倫相手の存在を認める」という示談書を作った → あなたを公認の愛人として、3人で仲良く家族のように生きて行こう
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ってか?
よしんば踏み込まれた直後にそう思ってたとしても、未だにそれを信じてたらおかしくない?
実際はどうだったかというと↓
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タカユキの爆発と沈み込みの落差は激しく、また爆発の時期が来てシロくたくた → 落ち着くまでしばらくシロは行為をしたくない → タカユキ、逆ギレして外でしてくる宣言 → シロ、長年のどろどろ押さえ込みの疲れから解放されるかも、と苦渋の決断でオーケーするが、家族は大事にしてねとタカユキに約束させる → タカユキ浮かれて発情 → あなたとの利害関係が一致して気色悪い本気ごっこスタート → 2年後シロにバレる → 皆さんにバレる → いろいろ終了
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↑こうなわけ。
しかもわたしにバレたとこから詳しくは↓
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シロ、アパートに踏み込む → 2人を絶対に許さないことを決意 → それでも、もしかしたらあなたが気の毒な人かもだから、救済措置ともなりうる示談書をつくる → あなたに「これは三人で仲良く協力していこうってこと?」と聞かれて、タカユキの爆発への恐怖から否定せず → シロ、ほんとに頑張って色々試す → あなたのあまりのクズさについて行けず決裂 → いろいろ終了
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だよね。