猫と学ぶ、はるまきの作り方

春巻ねこです。物語のようなものを書きます。書きながらの公開なので、随時加筆訂正しますが、大筋のストーリーは変わりません。この物語は、フィクション、です。

049 夫と子供の同級生の母親がダブル不倫を後悔した話

 

Bugs' Groove

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〜 衝動 〜

 

しれっと。

よくしれっと過ごせるなー。


元夫に文句があるなら、まず別れるべきだったんじゃないですか?

タカユキも、わたしに不満があったなら、まず別れるべきだったんじゃないですか?

別れられなくなかったはずです。

あなたたち2人とも。

あなたはいつだって別れられたはずだし。

わたしはついぞ別れてと言っていたので、タカユキはあなたと関係するならば、まず別れられたはずです。

ということは、「不倫がしたかった」以外に、お互いが関係を始めて続けた理由がないんです。

 

2人とも、お互いに対して、家族に対して、世間に対して、不誠実な行為をしました。

「不倫がしたかった」し、それを「存分に楽しんだ」し、その過程で「周囲の大勢の老若男女を傷つけ苦しめた」ことについて、言い逃れはできません。

 

すごいよね。

あなたはわたしと、子供の保護者として親しくしていたのだから。

タカユキは?

あなたの元夫と面識はあった?

ないでしょう?

あなたはよく平気だったよね。

で、責められたら泣き落とし、逆ギレ、言い逃れ。

すごい。

「不倫がしたかった」ような理由で子供たちを苦しめ傷つけた。

 

あなたには衝動しかない。

道徳心がない。

理性もない。

社会的繋がりも少ない。

衝動だけ大きくなってゆく。

性の、かなり激しい衝動。

恋愛とは、心の触れ合いなのに、あなたは恋愛対象と心を触れ合わせることが出来ない。

そこには性の衝動しかないから。

心が触れ合っていないから、タカユキのことも何も知らなかった。

その証拠に、踏み込まれてわたしに知らされるまで、タカユキのことをなんにも知らなかった。

 

このまま生きていくのなら、あなたはまた自分の衝動のために周囲の人間を傷つけ苦しめる。

そして、誰とも心の触れ合いのないまま年をとる。

人のせいにせず、後悔し、反省しなさい。

 

自分の不誠実な行動に、相手の妻や子供たちを巻き込み、自分の子供まで共犯にしてしまっている。

どこまで自己愛が強く、利己的なのか。

そしてわたしが、あなたのナルシシズムをあぶり出して傷つけたと思っている。

それで逆ギレしてるんでしょ?

自分が不倫相手の妻を責めることが、はたから見てどれだけ厚かましいことなのか理解できないのね。

 

どうせ読んでもいないなら、なにひとつ学ぶこともないんだろうね。

かわいそうに。

一生、自分で自分に責任を取ることなく、他者を責めながら生きていく。

 

「シロも出来るよ。

新しい人が見つかるよ。」

は?

仲間になんかなるかよ。

わたしが恋人を作るとしたら、どんな理由があろうと離婚してから。

わたしは、不倫したりしない。

子供たちに顔向けできないようなことはしない。

あなたたちは、わたしも腹いせに不倫することを望んでいたね。

えらい勧めてきたもんね。

わたしも有責者にするために。

そしたらタダで離婚できる上に、親権もとれて、自分たちの罪もウヤムヤに出来るものね。

 

なめんのもいい加減にしてくれる?

わたしのこと、どんだけバカにすりゃ気がすむの?

そんなだから、全部失うんだよ。

あなたは、自分以外の人間を全員バカだと思っている。

言っておくけど、それが今回の敗因だからね。

わたしのこと、タカユキの言う通りの、優しいだけの愚鈍な無能だと思ってたでしょ。

人のことバカって言うやつがバカ〜。

 

この家族を壊し、わたしたち母子を苦しめ傷つけたことを、一生、背負って生きろ。

あなたは最初から、ぜんぶ嘘だと知ってた。

でもその嘘を、力づくで真実にしようとした。

そして周囲を無茶苦茶にして、いま何事もなかったかのように過ごしている。

よく平気だね。