猫と学ぶ、はるまきの作り方

春巻ねこです。物語のようなものを書きます。書きながらの公開なので、随時加筆訂正しますが、大筋のストーリーは変わりません。この物語は、フィクション、です。

022 夫と子供の同級生の母親がダブル不倫を後悔した話

 

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 〜 楽しみにしていた黄金の三年間 〜

 

あなたは呑気に、好きーだの、愛ーだの、覚悟ーだの言ってればよかったけど、わたしたち母子は父親との大事な大事な家族の時間を奪われたんですが。

子供たちの人を信じる心も、未来の約束も、裏切りのない愛情も、ぜんぶぶち壊されたんですけど。

 

あなたのタカユキを信じる心も、タカユキとの未来の約束も、タカユキの裏切りのない愛情も、ぶち壊されたって言いたい?

でもそれは、あなたが先に、うちの子供たちにしたことだものね。

因果応報。

ブーメラン。

 

知らなかったとか、知らないところでタカユキが家族にしたことになんて責任は持てないとか言わせない。

それでは済まされない。

 

あなたも言ってたじゃん。

子供は綺麗事で育てるもんだって。

この3年間、綺麗事どころじゃなかったんですけど。

 

ツトムとノンの3年を返して。

下がやっと分別のきく小学生になり、上がまだ自由時間があって大人料金になる前の、人生に一度しかない、子供たち2人が同時に小学生の、黄金の3年間。

ぶっ潰されたわー。

返して欲しいわー。

過ぎちゃったわー。

 

専用アパートを引き払う時

「やっぱり最後は女が悪者っていう、よくあるやつになったね。」

とかタカユキに言って、また罪悪感を刺激すると同時に同情を買おうとしてたらしいね。

 

ほんともう、なりふり構わずって感じ。

ぜんぶ筒抜けなんだけどね。

 

タカユキみたいに単純で暗示にかかりやすく、臆病で神経質な人間を。

わたしが何年もかけてやっとのことでそのどろどろを抑え込んでたような人間を。

少なくとも子供たちのことを考えるのだけは、方向性はどうあれ一生懸命だった人間を。

たぶらかして誘惑し、依存させた。

物や金を与えまくり、避妊薬に次ぐ避妊薬でハマらせ、洗脳してコントロールした。

 

タカユキは持ち上げられて持ち上げられて、否定されずに育てられちゃってるから。

自立期のいろんなコンプレックスとか放ったらかしだし。

まさに何かにどハマりしてしまうタイプ。

踏み込んですぐ、気づいたよ。

あなたがやったことは、狂信者を作り出すマインドコントロールと同じ手法だと。

最初は半信半疑だったけど、でもあなたをよく知ることで確信に変わった。

さぞ楽しかったことだろうね。

タカユキが簡単に思う通りになったから。

 

あなたはまるで自分が被害者のように言ってたけど、周りから見たらあなたたち2人が五分五分なのは一目瞭然。

同じ穴のムジナ。

同じくらいの卑怯者。

 

だから、よかったです。

みなさんに知れて。

わたしひとりで抱えるのはおかしい。

20年も別れさせてもらえず夫の爆発や沈み込みに耐えた挙句、深く深く傷ついた子供たちもろとも捨てられそうになったわけ。

ね、おかしいでしょ?

わたしがかわいそすぎるじゃん。

浮気夫を隠れ蓑にしてダブル不倫を楽しんでたようなあなたとは、もう人間の格が違うわけよ。

 

そんなわたしにさ、上から目線で色々語ってくれたよね。

もう、なんか、痛いっすわ。

愛だの覚悟だの二度と語らないでください。

痛いから。