猫と学ぶ、はるまきの作り方

春巻ねこです。物語のようなものを書きます。書きながらの公開なので、随時加筆訂正しますが、大筋のストーリーは変わりません。この物語は、フィクション、です。

017 夫と子供の同級生の母親がダブル不倫を後悔した話

 

Bye Bye Blackbird

Bye Bye Blackbird

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〜 誰が執念深いって? 〜

 

よくこんな酷いことをわたしたち母子にできたね。

毎日毎日避妊薬飲んで、じゃんじゃん貢いで甘やかし、2年近くタカユキが負うべき責任をすべて放棄させた。

 

わたしは好きな人に裏切られたのではない。

そんな話は最初からしてない。

あなたとタカユキの罪は、そんな甘っちょろいものではない。

そしてあなたは、知らなかったでは済まされない。

 

踏み込まれてから半年も経って、いきなり押しかけてうちをぐちゃぐちゃにした上で、頼んでもないのにいきなり三和土で土下座して

「すみませんでした。別れさせてください」

と言った。

だから、終わったんでしょ?

しかも、その後もずっと偽名のチャットアプリでやり取りを続けた。

 

わたしが切り捨てたとは、なんのこと?

なんの言いがかり?

すべて自分で始めて、自分で終わらせたんだよね?

 

卒園式も、謝恩会も、入学式も、一緒にやった子供会も、紹介してもらった習い事も。

あなたたちは、わたしたち母子を完全に脇役扱いしてバカにしていた。

そして、思う存分楽しんだ。

 

それで「もう会わない」と言えば、なんのお咎めもなく許されると思ったの?

アホ?

 

誰が執念深いって?

よくそんなことわたしに言えたね。

あなたとタカユキは、踏み込まれるまで2年もの間、わたしたち母子が傷つき悩み苦しんでいたのを無視していた。

じゃあ、少なくとも、あと1年。

あと1年、わたしの怒りと悲しみを、受け止めるべきだよね。

 

読まずに既読だけ付けてる?

大事なこともたくさん含まれているけど。

 

どこまで無責任なんだろう。

自分は何年もこっそり偽名で、妻子のある既婚者とチャットしていたくせに。

聞きたくないことは無視なんだ。

 

あなたは最初から、全部わかってやってた。

全部だよ。

家に呼んで、食事に行って、すぐに関係を持って。

求められたら与えるだけ与え、焦らしたり、追い詰めたり、後ちょっとで完全にうちの子供たちから父親を奪うところだった。

 

ぜんぶわかってたでしょう。

ぜんぶ。

よくそんなことできるね。

ほんとによかった。

バレて。

 

自分の子供たちを預けて何やってたの?

毎日毎日。

 

きちんと読むことが償いの1つだと思うけど。

わたしたち母子への。